感動・笑顔・涙の運動会!
運動会の様子はこちら http://www.seedaproject.com/#!1st-20-21-08-2016/qsyn4
さて、待ちに待った本番がやって参りました。
これから、飛矢の方で運動会のいきさつを書いたあと、みんなが運動会で感じたことを熱く書きます。長くなるかもしれませんが、ゆっくり読んで頂けると嬉しいです。
さて、この日の起床は五時でした。まだニワトリも泣かない内に、本番の日曜日がスタートしました。
朝はとにかく運ぶ・運ぶ・運ぶ。 そしてトラック書いたり準備に勤しみました。
7時からの予定の運動会に間に合わせるため、みんなせわしなく準備にとりかかりました。
実際に運動会が始まったのは7時30分頃から、

あれ? って感じですが、これが想定内なんですよ。 カンボジアの生徒の朝の時間感覚を読み切っていました。
開会式を遅らせられるように時間調整していたんですね。
7時10分頃から、ぞろぞろと子供達が会場に入ってきます。 だんだん士気が高まってきました。

今回の運動会スタッフには、津田塾大学の学生団体レアスマイル様から10名もの人々にご協力頂きました!
合計20名以上の頼もしいスタッフ。みんなオリジナルTシャツを来て気合いも満点です。

開会式が終わり、いよいよ運動会です。
種目はこちら。 赤組と青組に別れ、5種目を争う今回の運動会。勝つのはどちらなのでしょうか。

一種目目、綱引き
実はカンボジアにおいて綱引きはなにかとゆかりがあるんですね (詳しくは 乳海攪拌 とググってみてください) 子供達、綱を見た瞬間に大盛り上がり。

様子です。 人数調整のためのボランティアの募集も大変でした。一回戦で負けてしまった側には猛烈に後援が入ります。運営側はなかなかの苦労でした。

真剣に綱を引き合う子供達。 いい勝負でした。
2種目目、段ボールリレー
これは、クラスから数名の選抜メンバーをあらかじめ選んで実施。段ボールをそれぞれが持ち、走って次の人に渡すので、だんだん段ボールのタワーは高くなっていきます。最後は五個。

走順を確定したり、当日欠席を生徒の変わりを見つけたり、運営側はホントに大変でした。

5個目を持って、見事にゴールする生徒たち。
最後はキラキラの笑顔でした。
3種目目、台風の目リレー
4~5人一組で1つの長い棒を持ち、コーンの周りを回るこいうシンプルなゲーム。 日本の運動会では定番の種目でしょう。
たくさんの選抜メンバーが出場するため、台風の目は運営側にとっても勝負ポイントです。

安全面でも、この種目は特に気を配らなければならない種目です。
小さい子を一番外側においてしまうと、遠心力で飛ばされちゃうことも。そんなことがないように、スタッフで必死に目を配りました。
実際の競技の様子
楽しそうですね、本当に。

なかなかの白熱ぶりでした。
4種目は玉入れ。
これは全員出場の競技です。

投げる、投げる、投げる
ひたすら投げ続けます。 ジャンプしてそのままかごに玉を入れようとするノッポもいました。
どんどん入っていきます。
毎回の勝負で入る玉は100個以上。運営側は数えるだけで大変です。

どっちが勝ったのか。子供達は数え上げられる玉に興味津々でした。
5種目の前に、NPO法人ワールドシップさんにオーケストラ演奏を行って頂きました!
なんとワールドシップさん、今回バスを使って会場に来て頂く手筈だったのですが、道幅が狭すぎてバスが立ち往生。なんとみなさんトゥクトゥクに乗り換えて会場まで来て下さいました。


普段みることのないオーケストラの演奏に子供達は大盛り上がり。
最後は生徒の一人がステージに立ち、指揮者を経験していました! 自分の手でオーケストラの演奏をした感想はいかがだったのでしょうか^^

ワールドシップのみなさん、本当にありがとうございました。
また、ここでサムライカレーさんも到着。子供達にかき氷を販売して頂きました。
これがまた大好評だったようで。子供達がそこに集まってワイワイかき氷を作っていました。
サムライカレーのみなさんも本当にありがとうございました!
そして最終種目、選抜リレー
が始まりました。 クラスから選ばれたリレーメンバーが、それぞれの組の期待を背負って走ります。

走る姿は真剣そのもの。
最後の競技に、子供達は一丸となって取り組みました。

そして閉会式、勝ったのは・・・・・・・

青組でした!!! なかなかの僅差でしたね。
最後はラッキードロー。我々は散らかったゴミを片付ける作業を行いました。
カンボジアではイベントのあとは、いつもゴミが散乱します。日本人として、深く考えさせられる場面でした。
しかし、ゴミを拾っていると手伝ってくれる子供達はたくさん。
ここに、光を見出した気がしたことをよく覚えています^^
運動会を企画を始め、団体を結成して約4カ月。
この日のためにノンストップで走り続けてきました。
運動会の間に見れた、子供達の輝く笑顔。
運動会後に垣間見た、数々の課題。
自分にとって今回の経験は、2度と訪れることのないかけがえのない経験でした。
関わって頂いたすべての人々。運動会を楽しんでくれたすべての生徒達。
そして何より、一緒に運動会を創り上げたスタッフのみんな
運動会が終わったあとは、感謝の気持ちでいっぱいでした。
まだまだ、活動はこれからです。
第二回に向けて、この感謝の気持ちとさらなる向上心を決して忘れず、前に進んでいきたいと思います。
まだまだ書きたいことは山ほどありますが、それはまた次回以降に^^
これからも応援よろしくお願い致します。
みなさん、ありがとうございました!
~スタッフの感想~
練習をした時にはうまくできたところが本番ではできなかったり、逆に練習では不安の残った点が意外にもうまくできたりした点があったりと、全く予想できないことで盛りだくさんの運動会本番でした!
ピンチヒッターのために追加で違う種目に出てもらうことになった子はみんな口を揃えて
「僕はこの種目に出ないんだけど・・・」
って言ってたりwwww
でも本来の種目にもどっちにも出られるよ〜っていうことを説明してあげるとみんな嬉しそうに走って列に並んで行ってくれました
カンボジアの子はみんな元気!!
綱引きではみんな競技開始が待ちきれずうずうずしていた様子が印象的でした。自分は後ろで力関係の調整役を担っていたのですが「ちゃんと引いてね!!」って始まる前に何度も念押しされちゃいましたwww
リレーだったり台風の目をみんなで応援している様子は日本の運動会さながらで、やっぱりそういうところは変わらないんだなぁっていうのを感じました。
競技をしている時の生徒のみんなは本当に楽しそうで、そういう笑顔を見ることができただけでもこのプロジェクトに参加できて本当に良かったと思いました。
運動会が終わった後はこんなに素晴らしい機会を提供してくれた先輩や自分を様々な面で助けてくれたSeedAメンバーのみんな、そして運動会に参加してくれた生徒のみんなや運動会を見に来てくださった方々に対して感謝の気持ちでいっぱいでした。本当にありがとうございました!
(SeedAメンバー ふるがね しゅうご)
私事ではありますが、私は中高バドミントンをやってきました。バドミントンには団体戦というものがあります。チーム全員で応援して、その応援に選手が応える。そういう経験が今の僕を作ってきたと思います。
「開発途上国の現状をこの目で見たい」という気持ちとともに、僕がバドミントンで経験したような「スポーツを通して一体感を感じる瞬間を実感し合えたら素晴らしい」と思い、このプロジェクトへの参加を決めました。
実際にカンボジアに行ってみると、準備の段階からカンボジアの子供たちの素直さやエネルギーに圧倒されました笑 そしてその笑顔からは、「みんなで一緒に何かに挑む瞬間」を望んでいるように感じられました。
当日一番印象に残ったのは、同じチームメイトを必死に応援している姿です。スポーツは国境を越えて私たちに一体感を与えてくれるのですね。「子供たちのために」という気持ちもありましたが、自分自身も運営をしていて楽しく、充実していた時間でした。
飛矢さんの言う通り、課題もたくさん見えました。
リレーではコーナーの内側を走る子供がいたり、ゴミが散乱していたり…笑
しかしこれらは実際に運動会を開催したからこそ見えた課題だと思います。
スポーツマンシップをどのように子供たちと考えるか、ゴミについてどのように認識するか。
次回の挑戦に向けて考えていきます。
最後に、今回SeedAの企画に協力していただいた全ての方に感謝を申し上げて僕の感想を終えたいと思います。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
(SeedAメンバー 勢藤 啓太)